石田克のフォトイメージは、ヒマラヤ山中の彼の家で、自分で漉きあげた<みつまた>100%素材の和紙の上にプリントするのを特徴として、この紙は化学薬品を一切使用せず、自然に太陽光乾燥させるため、表面が荒く、一般印刷機は一切受け付けず、、自らプリンターを作成し、印刷、かつ、その上から、画家でもあるため、筆を加え、ベースのeditionは、限定しているが、実際上は1点1点,まったく同一のものは存在しない。彼、自らは、<フォトペイント>、と、呼称している。そのテーマは、おおよそは、<実存>、、という不可解なものを、カメラを通して表現することについやしている。皮膚の向こうに存在する、<他者の混在>という、、内面の表現を得意とする。データベースを、作品とすることはなく、あくまでもプリントされたものをもって作品とし、その、表情は、あくまで、、まったく変化して、異質なものとなる。近年、、コンピューター社会に対する懐疑とともに、機械と写真、無機と有機の混在形式のシリーズも発表を始めている。