2013.1.11(金)-1.20(日)
金、土、日曜日のみ 正午ー7PM(最終日は5pmまで)
NEPAL
Umesh Shah,
Sumitra Manandhar, Mahima Singh、 govinda sah, Sudeep ball SAMUNDRA
KOREA
OH YOO RAN, HEE JIN KIM,NA YOO RIM
OTHER COUNTRY
TOM BURTONWOOD
JAPAN
KATSU ISHIDA,KEIKO KURODA,WAA KITAYABU,JUN ISHIKAWA,MIHO ISHIHARA, KOJI MINAMI,NARUMI AOKI,HISAKO OKOCHI,KUKIKO INOUE,HIROSHI MURASE,ISSO OKA,YURI YOSHIDA,NAOMI,NAMI KANREI,
GRAND-PRIX ISSO OKA(AHAF ART FAIR)
2013.5
北藪は心を描く。
心という文字を分解すれば、ひらがなの のしてんてん、、と、も、読める。彼の作品の題はのしてんてんで一貫している。作家は、ただ、一本のシャープペンシルで、キャンバスの上に無数の線を引きつづける。気の遠くなる作業の向こうの果てから、、心が浮かび上がってくる。その心は、静寂の中にあって、無限の奥行きを持ち続ける。それは、宇宙にも通じると作家は言う。
その、こころの性質のありようを、凡な言葉に求めるならば、<ZEN>という言葉に近い気がする。日本人としての心の深淵に眠る<ZEN>という言葉を想起させる。海外での題名は<ZEN>で、一貫する。
画家の国内での画業は余りに受賞が多すぎて、書くに紙面を要する。大賞7、受賞は枚挙にいとまがない。それだけ、長きにわたって人の心を掴み続けてきたともいえる。近年は、海外展も、サンタフェ、マイアミ、デグー、香港など、積み重ね、評価は高まってきている。
NEO-JAPOの旗手としての、彼の活躍はますます楽しみである。
節目の年に、、27回目の個展が開催される。(石田克)
人間の内側にあるものを描く
石田克は人間を描く。特に大作には無数の人間が描かれる。一人ひとりが
実に細かく描写されていることが、画面に近づくとよく分かる。皮膚を1枚
めくれば、一人の人間の内側には複数の人間が存在すると画家は言う。それ
は自分自身だけではなく、親や子などの家族、友人、師弟。生きてきた中で
強く影響を受けた人々あってこそ、それらの集合体が人間なのである。法律
を学び、ビジネスをし、様々な人間と深い付き合いをしてきた画家ならでは
のイメージである。それは魂の表現といってよい。生命や感情をダイレクト
に訴えかけてくる。そうやって成り立っている作品はどこかエキゾチックで
あり、日本的である。日本人が古くから持つ歴史観や文化を実に大切にし、
それを作品に生かしながら強いメッセージを発信してくる。日本の伝統に回
帰しながら現代的なイメージを描いているところが石田作品のおもしろさで
ある。
画家は自分の手で支持体である紙を作り、筆を調整し、絵具も作る。自分
のイメージを表現するために、素材にもとことんこだわる。良質の三
みつ椏またを手に入れるためにネパールにも住まいを確保し、そこで紙を漉
すいている。
近年は海外での評価も高まり、今年は今展を皮切りにル・サロンやKIAF・フ
ィレンツェビエンナーレなど海外16ヶ所のアートフェアや美術賞展に出品、
個展やグループ展を開催する予定である。石田の強い情熱によって生み出さ
れる作品群は、これからもますます国内外の多くのアートファンを魅了して
いくに違いない。 (磯部 靖)
2013.6.30(日)-7.28(日)
毎週日曜日のみ。
6月30,7月7日、14日21日28日
のみ
正午ー7PM
A室
石田克在廊
6月30日・7月28日
企画
ナオミ フルサワは、かって油彩を描きつづけていた。その筆致は、細密であり、真面目である。
作家の生きてゆく性質というものをよく表現していた。
ある日、作家は、日本古来の、水引という素材に出合い、今の画風に目覚めた。油彩を捨て、その、素材の持つ特質と格闘しながら、今も、旅の途中である。すでに海外展は、カトマンズから、始まり、現地大手新聞社ヒマラヤンの美術欄にも大きくとらえられた。穏やかな素材を荒々しいまでに巻き上げて、うねり、そして輪廻する。
アミアミ、デグー、香港などにすでに出品、、その、画風は観客の度肝を抜き、心を既に掴んでいる。期待のネオジャポ新人の日本初個展である。(石田克)
NAOMI HARASAWA solo exhibition
2013.6.30(日)-7.28(日)
毎週日曜日のみ。
6月30,7月7日、14日21日28日
のみ
正午ー7PM
C室
企画
MIHO ISHIHARA solo exhibition
2013.11.2-11.4
A室
企画
近年、イシハラミホは、墨を扱う作風に、さらに抽象具象を渾然一体とさせる技法に進化を遂げている。抽象、具象、、一方通行ならそれ程の技量を必要とはしないのかもしれないが、両者を一つの絵の中に違和感なく包含させるという、荒業は、古来、技量が必要で、、最近、イシハラは、その難解なテーマに一つの帰結をもたらしているように思える。
今回は、その、集大成ともいえる個展で、、筆者も大いに期待している。
(石田 克)
KOJI MINAMI solo exhibition
2013.11.2-11.4
B室
企画
南は、日本古来の陶芸というジャンルに、独特の視点で取り組んでいる。不気味であって、なお、かわいい、という奇妙な作風で、特に猫をモチーフにすることが多い。海外でも、その評価は高く、各地で、コレクターを増加させ続けている。当ギャラリーでの企画個展は初めての試みで、その、作風を一堂に拝見できるのは、筆者にとっても、何よりも嬉しい。どことなく、現代的でありながら、日本の文化をそこに滲ませている作品を、ぜひ、拝見いただきたい。
(石田 克)
2013.11.22-11.24
正午ー7PM
時代は、、、変体へ、、、
石田 克/船木大輔/ヨシダ ユリ 3人展
全館使用
18歳未満、、、入場お断り。
2013.12.15
システマギャラリー大阪
大賞 中野修一
優秀賞 船木大輔、北山恵子
入選 北藪和、大河内久子、村瀬浩、西村美和、イシハラミホ、橋本幸栄